備忘録録

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【在宅ワーク対応】電動昇降デスクの選び方とおすすめ比較!

コロナ情勢による完全在宅ワークで昇降デスクを検討

完全在宅ワーク(テレワーク/リモートワーク)が続く中、ワークチェアの購入に加え、運動不足対策も兼ねて昇降デスクが欲しくなってきました。
しかし我が家は木造2階建てで、私の仕事部屋はもちろん2階。
検索してみると、ブロガーにばら撒かれたと思われるFlexiSpotのレビューだらけ。(ステマ?)
ちょっとそれだけでは参考にならないので、各メーカーの商品を一通り比較してきましょう。

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ニトリ マーフィー2(電動タイプ)

電動昇降デスクの選び方

昇降デスクのタイプ

ハンドル式

くるくるとハンドルを回して昇降させる古典的な昇降デスクです。
とにかく価格のやすさがメリットです。
まず試してみたいという方や、電源周りの制限がある方はハンドル式がおすすめです。

ガス圧式

オフィスチェアの上下のように、ガス圧を使って上下させるタイプです。
ハンドル式よりはだいぶ楽ですが、細かい調整がやり難いのが難点です。
また、下げる際には体重を掛ける必要があり、それもちょっとコツが要ります。
細かい調整には拘らず、電源無しで楽に上昇させたければガス式もありです。

電動式

昇降デスクと言えば電動昇降デスクです。
ハンドル式やガス式で面倒になり、昇降させなくなってしまっては元も子もありません。
基本的には最も楽な電動式を選んで、昇降デスクのメリットを最大限活用したほうが良いでしょう。
ツインモーター式が多いですが、シングルモーター式のほうがやや軽量です。
全体の重量は天板の重さに大きく左右されるため、ハンドル式やガス式などタイプでの差はあまりありません。

電動昇降デスクの機能

モリー機能

指定の高さを保存しておくことができます。
着座時の高さ、スタンディング時の高さをメモリーしておけばそれ以外の調整が不要となり大変便利です。
一方、気分で細かく調整したくなりそうな人には不要かもしれません。

障害物検知機能

昇降時に物にぶつかった場合に反対側へ戻る機能です。
この機能がなくても殆どの商品は基本的に止まりますが、より感度良く反応して逆方向へ少し戻るのがこの機能。

その他

重さ

昇降デスクの特徴として、とにかく重いです。
特に、戸建の場合は一人で他の階へ運ぶのは極めて困難です。
重いといっても人間の体重程度なのでそこまで過度に気にする必要はありませんが、木造の場合は耐荷重が気になります。
木造であっても1平方メートルあたり180kgまで耐えられる事になっていますので、基本的には心配いりません。
ただ、建設業界って信用できませんからね。。私は重さは気にします。
部屋の模様替えで位置を動かすかもしれない方は、重量の軽いモデルを優先しましょう。

設置サービス

電動昇降デスクは殆どの場合メーカー直販です。
高価格帯の商品であれば基本的に設置&組み立てサービスがあるため安心です。
低価格帯では自分で組み立てることになりますが、重さが重さなのでかなりの重労働です。
女性や戸建住宅住まいなどで自力での組み立て&設置に自信がない方は、設置サービスありの商品を選んだほうが良いでしょう。

販売されている電動昇降デスク

手を出しやすい低価格帯の電動昇降デスク

マーフィー2(ニトリ

「お値段以上ニトリ♪」でおなじみのニトリです。
こちらのマーフィー2は、メモリー機能のないシンプル仕様。
(同じマーフィー2という商品名で、電動式と手動ハンドル式の2種類があるので注意)
特徴としては、天板に合成樹脂化粧繊維板が使われていることに加えシングルモーターとすることで、重量が極めて軽くなっています。
重さが33.2kgとなっており、これは電動昇降デスクとしてはかなり軽い部類です。
電動昇降デスクとしてはかなり低価格であるにも関わらず設置サービスがあるため、戸建住宅や女性の一人暮らしでも安心。
将来的にお部屋の模様替えがしたくなっても、この重量であれば女性一人でも動かせるでしょう。
実際に店頭で確認しましたが、障害物検知機能は無いとはいえ椅子にぶつかったら普通に止まります。特に危険はありません。
なぜかネットではダークブラウンのみですが、店頭ではホワイトも注文可能。

モリー機能 ×
障害物検知機能 ×
設置サービス
サイズ 幅120×奥行66×高さ73cm
重さ 約33.2kg(公式HPより)


E6(FlexiSpot)

ブロガーに大人気のFlexiSpotのフルスペックモデル。
ネット上で書き込みが多すぎるのはブロガーを使った一種のステマかと思います。
が、設置サービスなしとはいえ、この機能でこのお値段は確かにお得。
自分で組み立てられる方は検討の価値あり。
組み立てパーツも減らしてあり、組み立てしやすいよう配慮されています。
しかしFlexiSpotはやたら重いです。注意してください。

モリー機能
障害物検知機能
設置サービス ×
サイズ W1400×D700
重さ 約45.8kg(公式HPより)


E3(FlexiSpot)

E6から障害物検知機能がなくなったモデルがE3です。
価格も5000円程度の差しかありません。
障害物検知機能を5000円でつけるかどうかですね。
あと、E6よりもパーツが多く組み立てが大変。
重量はなんと60キロ超え。。
おそらくブロガーやYouTuberにばら撒かれたのはこのモデルで、ネット上のレビューがこのモデルだらけです。

モリー機能
障害物検知機能 ×
設置サービス ×
サイズ W1400×D700
重さ 脚35.4kg+天板25kg(公式HPより)


EC1/EN1(FlexiSpot)

FlexiSpotのシンプルモデル。値段もその分お安いです。
重量はやはりマーフィー2よりも重いです。
ただしこのEC1や、同脚でメモリー機能付きとなるEN1はシングルモーターとなっており、脚の重量が23kg程度と軽量です。
このEC1/EN1の脚だけ購入し、10kg程度の軽量な天板を調達してDIYすれば、30kgクラスの最軽量電動昇降デスクを作ることも可能。
簡単なDIYに挑戦できるのであれば、かなりおすすめの選択肢。
脚だけ購入できるのはFlexiSpotの強みです。

モリー機能 ×
障害物検知機能 ×
設置サービス ×
サイズ W1200×D600
重さ 脚22.1kg+天板16kg(公式HPより)


ベカント(イケア)

イケアの電動昇降デスクのベカント。
機能自体はメモリー機能なしのシンプルなものです。
しかし、イケアのベカントは形状の種類が豊富。
いわゆるコーナーデスクタイプが選択できるのがポイント。
イケアは組立サービスが無いので、必要であればなんでも屋に依頼するのも手でしょう。
コーナーデスク良いですよね・・・憧れます。

モリー機能 ×
障害物検知機能 ×
設置サービス ×
サイズ 長さ: 120 cm、幅: 80 cm、高さ(最小): 65 cm、高さ(最大): 125 cm
重さ 脚7.40 kg+17.55 kg+天板12.20 kg(公式HPより)


電動昇降デスク(サンワサプライ

サンワサプライの電動昇降デスク。
障害物検知機能こそないものの、手頃な値段でメモリー機能付き。
低価格とはいえ、パソコングッズやオフィスグッズの定番メーカーの安心感はあります。

モリー機能
障害物検知機能 ×
設置サービス ×
サイズ W1200×D700
重さ 脚34.2kg+天板11.8kg(楽天より)


電動昇降式パソコンデスク(山善

山善の電動昇降デスク。
機能的には全部乗せでFlexiSpotのE6と同等。
なのにFlexiSpotよりお安く、重量も軽い。
もっと注目されても良いはずです。

モリー機能
障害物検知機能
設置サービス ×
サイズ W1200×D700
重さ 約40kg(Amazonより)


一流オフィス家具メーカーの電動昇降デスク

ワークムーブ(プラス)

プラスの電動昇降デスク。
天板の中央がくぼんだ形状になっており、寄りかかった際に体の収まりが良い形状。
一流メーカーの電動昇降デスクは基本的に機能は全部乗せですが、トップメーカーの商品としては価格の手頃さが特徴。
信頼のおける一流メーカー品でできるだけ価格を抑えたければこちら。
重量はかなり重いです。

モリー機能
障害物検知機能
設置サービス
サイズ 幅1200×奥行700×高さ650~1250mm
重さ 約50kg(アスクルより)


スイフトオカムラ

オカムラの電動昇降デスク。
手前の天板がなめらかなトップエッジになっているのが特徴。
またコントローラーが直感的なレバー式も選択可能。
一流メーカーのデスクは天板がしっかりしているため重量が重いが、
スイフトはその中では比較的軽めなのもポイント。

モリー機能
障害物検知機能
設置サービス
サイズ 幅1200(1150)×奥行700×高さ650~1250mm
重さ 約40.2kg(アスクルより)


シークエンス(コクヨ

コクヨの電動昇降デスク。
コントローラーはベーシックタイプとボタンタイプがあり、ボタンタイプはメモリー機能付きです。
他の高価格帯メーカーと比較して特徴はありませんが、価格・機能・重量のバランスが良い。
価格は上がりますが、勉強机風の棚付きなど形状のバリエーションがあるのはシークエンスだけ。

モリー機能
障害物検知機能
設置サービス
サイズ 幅1150×奥行675×高さ630~1290mm
重さ 43.7kg(楽天より)


トイロ(イトーキ)

イトーキの電動昇降デスク。
コントローラーはシークエンスと同様にベーシックタイプとボタンタイプがあり、ボタンタイプはメモリー機能付きです。
というか、基本的にシークエンスとほぼ一緒です。
重量に関する情報はネット上では見当たらず・・・

モリー機能
障害物検知機能
設置サービス
サイズ W120×D77.5×H65~125cm
重さ -


フィール(ボーダレス)

ボーダレスというブランドの電動昇降デスク。
聞き馴染みのないブランドですが、エルゴヒューマンの代理店がオリジナルで制作しているモデルのようです。
機能は全部乗せですが、天板にこだわりのあるラインナップになっており、材質や価格から幅広い選択が可能。
最安の天板では、10万を下回る価格を実現しています。
天板がスタイリッシュなため、デザイン性を重視するのであれば唯一無二の選択肢に。

モリー機能
障害物検知機能
設置サービス
サイズ W1200mm(1180) x D700mm x H640~1290mm
重さ 49.5kg(Amazonより)


電動昇降デスク HT (ガラージ

ガラージというブランドの電動昇降デスク。
ガラージはプラス傘下のブランドなので、実質的にプラスとなります。安心です。
天板は通常のフラットなものと、中央がくぼんだ体がフィットする形状の2種類。
横幅が150と比較的大型の1サイズ展開で、メモリー機能なども非搭載なのに価格が高い。
しかし、ガラージのデスクHTの最大の特徴は、とにかく軽いことです。
このサイズで30kgと、信じられないほど軽量。無視できない魅力です。

モリー機能 ×
障害物検知機能 ×
設置サービス
サイズ 幅150×奥行き75×高さ70cm
重さ 30kg(Amazonより)


私はどう選ぶか

高さの可動範囲や耐荷重などの差こそあれ、メーカー間の違いは殆どないのが実態です。
おそらくコントローラーなんかは中国のサプライヤーから買い付けているため、メーカーが違っても全く同じ形状だったりします。
ではどう選ぶか。

  • 天板のサイズ:メーカーに寄って天板のサイズ展開に違いあり
  • 天板の材質:天板の色や材質
  • 設置サービスの有無:戸建ての2階への設置や女性の一人暮らしであれば設置サービス付きの方が安心です

私は職場ではオカムラスイフトを使っていますが、メモリー機能は使ったことがありません。(使い方を知らなかっただけですが・・)
モリー機能はあったほうが便利ではありますが、なくてもいいっちゃいいです。
設置サービスありで軽量なニトリのマーフィー2がバランス良し。

設置サービス&価格重視!

  • マーフィー2(ニトリ):低価格で設置サービスありなのはニトリだけ。軽量なのも◎。

設置サービス&機能全部乗せ!

とにかく軽量!

  • 電動昇降デスク HT (ガラージ):とにかく軽量。プラス製なので品質面も安心。やけに高価ですが。

自分で組み立てるから安いのを!

  • 電動昇降式パソコンデスク(山善):低価格なのに機能は全部乗せ。同機能のFlexiSpotよりだいぶ軽量。

DIY大好き!

  • FlexiSpotのお好みの脚+お好みの天板:理想の天板サイズや形状を求めるもよし、軽量な脚+軽量な天板で軽量性を求めるもよし。DIYする気さえあれば。