XIV償還。。この痛みを忘れてはいけない。
NEXT NOTES S&P 500 VIX インバースETN (2049)償還
先週末からのNYダウ暴落の影響でVIXベアETN(通称:VIX)が償還となったようです。
私はというと昨年投資デビューにも関わらず、魔が差したというか、欲張ってこのボラティリティの高いVIXを買ってしまっていたのです。。
なぜVIXを買ってしまったのか
もちろん、2017年の伸びがすごかったというのもあります。
VIXというのは、VIX=恐怖指数にインバース=逆連動するETFです。
すごく簡単に表現すると、皆が安心している状態ではガンガン上がっていき、不安になるとガツンと下がるという動きをすると解釈していました。
私はインデックス投資というものを知ったのをきっかけに投資の世界に飛び込んだわけですが、その前提となる考えは「長期で考えれば投資先がずっと右肩上がりであること」を期待するものです。
その上でVIXの存在を知った時、世界経済でその中心である米国(S&P500)株が上がっていくことを前提とするなら、長期であればこのVIXはもっと上がっていくのではないか?と考えてしまったのです。
万が一大きく下がったとしても、インデックスファンド同様、長期で見ればもとに戻るものだと。
しかしこのVIXには野村証券による巧妙なトラップが仕掛けられていたのです。。
高く付いた勉強代
私がVIXを購入した当時、33000円ほどでした。
頭ではリスクがある商品であることを理解していた私は2口購入しました。
私は理解せずに購入してしまいましたが、VIXの目論見書にはなんと、前日比20%を下回ったら強制償還というルールが明記されているというのです。
これは野村證券に損益リスクが生じる前に、我々投資家に泣いてもらうというものです。
そして本日、突然の償還です。
償還金額は1144円。
私の場合は、66000円購入したものが、2288円になったということです。
結果論ですが、今回の暴落前のピークは40000円近い価格でした。
その時売り抜けていれば4000円の儲けにはなったわけです。
今回の学び
高い授業料でした。
「先物にはリスクが有る」
そんな基本的な前提に対する理解が足りませんでした。
一方で、投資経験の浅さのお陰で致命傷は免れたとも言えます。
今後はこの痛みを忘れず、インデックス投資を続けたいと思います。