備忘録録

物忘れが酷い

【レビュー】唯一無二の太くならないシャープペン! クルトガ アドバンス

シャープペンの芯先が斜めに減って太くなるストレス

大人になるとめっきり使う機会が減るシャープペン。

しかしそのシャープペンで学生時代、長年気になっていたのが、芯先が斜めに減ることで線幅がだんだん太くなっていく現象です。

そのシャープペンの悩みを解決した製品が10年ほど前でしょうか、三菱鉛筆から登場しました。

それがクルトガです。

 クルトガは芯が自動で回転する機構を搭載しており、これにより芯先が太くならずずっと線幅が均一な線が書けるというものです。素晴らしい。

 クルトガ アドバンス

これまで元祖クルトガ スタンダードモデルを愛用してきたですが、最近アドバンスという新モデルが発売され、何やら良さげだったので購入してみました。

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パイプスライド機構により唯一の欠点を解消

ノーマルモデルのクルトガが問題なく使えているにも関わらず、私がアドバンスを購入した理由は、このパイプスライドにあります。

この機構は、ペン先にスライドパイプを搭載することで、芯の減りに応じて芯を支えるパイプが手元の方にスライドすることにより、1度の芯を出す作業(ノック作業)により書き続ける事ができる量を最大化するというものです。

これにより、1度の芯出し作業により多く書きたいがために芯を長めに出しておく必要がなくなり、同時に芯折れも防止になるというものです。

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まさに、これまでのクルトガで私が唯一気になっていたのは、ペンケースへ収納する時のペン先の引っかかりだったのです。

スタンダートモデルとアドバンスモデルを比較してみましょう。

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上のグレーが今まで使っていたスタンダートモデル。下のブルーが今回購入したアドバンスです。

上の写真は芯が出ている状態です。

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そしてこれが芯を収納した状態

おわかりになりますでしょうか?

スタンダートモデルは芯を収納しても芯先を支える鋭利なメタル部分が出っぱなしなのです。

力がかかると、ペンケースに刺さって穴が空いてしまったり、クルトガ側のペン先がだめになってしまったりするんですよね。

対してアドバンスモデルは、芯の収納に合わせてペン先のスライドパイプも収納されるのでこれらの心配がありません。素晴らしい。

 高級感は及第点

 私はシャープペンにしろボールペンにしろ、ラバーグリップのベタベタした肌触りとゴミやホコリが吸着する不衛生感、加水分解による劣化が大の苦手です。

その点、クルトガは基本的にラバーグリップになっておらず、派生モデルとしてラバーグリップモデルがあるという商品構成になっています。素晴らしい。

高級感のあるメタルモデルとしてクルトガ ローレットモデルクルトガ ハイグレードモデルもあるのですが、どちらもパイプスライド機構は非搭載です。

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現在、パイプスライド機構搭載なのは、このアドバンスとクルトガ パイプスライドモデルのみなのですが、普段使いにしてはアドバンスの高級感で十分でしょう。軽いし。

すべての人におすすめしたいシャープペン

線幅が均一な状態を維持するという三菱鉛筆の課題解決は素晴らしいです。

おそらく特許を抑えているため、類似機能を搭載したシャープペンは競合他社には存在しません。

特許権の存続期間は20年であることを考えると、三菱鉛筆がこの技術を独占できるのはあと10年ちょっとです。

ある種、技術的には枯れていると思われる文房具業界に革命を起こしたとも言える三菱鉛筆に敬意を表しつつ、これからも愛用し続けようと思います!

【レビュー】本がよれない!モレスキン IDレポーターバッグ

身軽派向けのミニショルダー

皆さん、普段使いのカバンはどのようなカバンをお使いでしょうか?

私のようなITエンジニアはPCを持ち運ぶときは別として、普段の通勤は最低限の荷物しか持ちません。

なのでミニショルダーで十分です。

ミニショルダーというとマンハッタンポーテージビアンキがよく見かけるのですが、ちょっと人とは違うものがいいなーというところで、見つけたのがこちら。

モレスキン IDレポーターバッグ

何となしに入ったヨドバシAkiba有隣堂で見つけて即買いしてしまったのが、お洒落ノートやメモ帳で有名なモレスキンのIDレポーターバッグです。

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 本がよれないバッグ

私は本を1冊持ち歩くようにしているのですが、よくカバンの中で本が遊んでしまって、本がよれたり折れ曲がったりしてしまうんですよね。。

そこでなんとか防げないかと考えた結果、カバンはiPad miniなどのタブレット用ポケットの付いているものを選ぶようにしています。

ミニショルダーとなると、そんなに選択肢が多くないんですよね。

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こいつはしっかりタブレット用ポケット付き。7インチ対応でしょうか。

しかもさすがは文房具メーカーのモレスキン

小さなカバンですが、ペン用やカード用のポケットが付いていて使い勝手が良いです。

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このようにタブレット用ポケットに本がぴったり。

これなら本がカバンの中で固定されるので、よれたり折れ曲がったりする心配がありません。

物の出し入れが楽

リュックやボディバッグも併用していますが、朝の通勤ラッシュ時にリュックは前に持ち替えなければなりませんし、ボディバッグは前に持ってきたときにカバンが横になったり上下逆さまになったりと違和感が残ります。

そこで取り回しが良いのはショルダーバッグです。

中でも、本を読みたい場合などにさっと荷物の出し入れができるメッセンジャーバッグタイプがおすすめです。

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このIDレポーターバッグは、メインの収納スペースの開閉に3つの方法があります。

内側から、「ファスナー」「マグネット」「ゴム」です。

大事なものを持っていたり、激しく動くような場合にはすべて閉じておけば安全です。

もし出し入れを頻繁にするような場合は、上の写真のように蓋をかぶせるだけでマグネットがくっつきます。あるいは手前のゴムの下に入れれば十分でしょう。

容量は最低限

私が普段持ち歩いている荷物を入れてみました。

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私の普段の荷物は

  • 本(A5)
  • 手帳
  • 折りたたみ傘
  • ペンケース
  • 財布
  • モバイルバッテリー
  • 充電器

です。

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本をタブレット用ポケットに、見えないですが手帳は逆側のポケットに収納。

折りたたみ傘、ペンケースは底に入れて、その上に財布を入れました。

今回は本がぶ厚めなので、ちょっとキツイくらい。

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外側の下部には細長いポケットがついているので、ここにモバイルバッテリーと充電器を入れてみました。

折りたたみ傘は厳しいですが、細身のペンケースなら入りますのでそれでもよかったかも。

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容量的にはピッタリ。型くずれはしない程度にぎっしり詰まった感じです。

こんな人におすすめ

私のような以下の人におすすめです。

  • 荷物は最低限
  • 本を持ち運ぶ
  • 人とは違うブランドがよい

ちなみに撥水性ナイロンでコーティングされているので、多少雨で濡れても問題なさそうです。

私はしばらくメインバッグとしてガンガン使っていこうと思います!

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【書評】『読んだら忘れない読書術』:記憶に残らない読書は意味がない

読書習慣がなかなか身につかなくて悩んでる人って結構いるんじゃないいでしょうか?自分はそうです。

しかも読書した内容って、しばらく経つと「読んだ」って事実以外記憶に残ってない。

これって勉強と一緒で、復習とかアウトプットとかしてないからだろーなーとは薄々勘付いてはいました。

ももっと腹落ちしたら読書習慣身につくかな?と期待してこの本を読んでみました。

読んだら忘れない読書術 

読んだら忘れない読書術

読んだら忘れない読書術

 

はじめに

  • 本を読んでも忘れてしまう人は多い
  • 覚えていないということは知識として定着していないということ
  • 覚えていない読書などなんの役にも立っていない
  • 「読んだつもり読書」は「自己満足読書」
  • 「記憶に残る読書術」とは「自己成長につながる読書術」「人生を変える読書術」
  • キーワードは「アウトプット」と「スキマ時間」

冒頭から刺激的な表現。確かに!と納得させられます。

覚えてない読書など時間の無駄無駄ー!

なぜ、読書は必要なのか?

  • ネットの情報は断片化された情報=Information
  • 体系化された知識=Intelligenceとは別もの
  • 本から得られるのは風化することのない結晶化された知識
  • 知識とは実践可能・応用可能で、行動につなげることができるもの
  • インプットとアウトプットの反復だけが自己成長の方法である
  • 自己成長の第一歩はインプット量。
  • インプット量を増やす一番簡単な方法が読書。
  • 人は自分の経験、体験からしか物事を判断できない。
  • 本を読まない人間は井の中の蛙、自分のレールをそのまま走り続けるしかない。それでは未来を変えることができない。
  • 本からあらゆる人の成功体験・失敗体験を買うことができる。
  • 自分が一生かかっても体験できない何千何万の生き方生き様を学ぶことができる。
  • 読書量と年収は比例する。読書をすれば収入が増える。
  • イヤイヤ読書は続かない。ただ楽しむほうが記憶に残る。

自己成長する方法はインプットとアウトプットの反復だけ。

読書は他人がその人生から学んだことを、まるで疑似体験するようなもの。

他人の人生を学べるなんて、人生何周もタイムリープ!?読書ってチートやん!

3つの基本

三度の正直読書術
  • 1週間3回アウトプットすると記憶される
  • 記憶するとは、情報を短期記憶の海馬から長期記憶の側頭葉に移すということ
  • アウトプット方法としてやりやすいのは4つ
  • 本を読みながらメモをとる、マーカーでラインを引く
  • 本の内容を人に話す、人に勧める
  • 本の感想や気付きをFacebookTwitterでシェアする
  • Facebookやブログに本の書評・レビューを書く
  • 本を楽しむことで、脳内物質に幸福物質が発生し、記憶力を高める効果がある
スキマ時間読書術
  • 本を読む時間がないと言うのは言い訳
  • 人は1日2時間、1ヶ月に60時間のスキマ時間がある
  • 電車でスマホをさわるのは人生最大の時間の無駄である
  • 人生の1割に相当するスキマ時間を「浪費」に使うか、「自己投資」に使うかで、人生が変わる
深読読書術
  •  「本を読んだ」とは内容を説明できる・議論できること。そうでなければ読んでる意味がない
  • 意見や感想を述べられないということは、自分の行動に影響を及ぼさないということ
  • 内容を覚えていなければ、速読なんて意味がない
  • 本を読む以上、成長の糧にならないような読み方では意味がない
  • 本を読むなら「内容を議論できる」=「深読(シンドク)」を目指せ
  • 深読を必須とした上で、速読、多読を目指せばよい

一時期速読を身に付けようとしたことあったけど、内容が身につかない速読って意味がない。気づけそうで気づかなかったです。

2つのキーワード

キーワード1:アウトプット
  • アウトプット読書術に必要なツールは2つ。蛍光マーカーとボールペンだけ。
  • マーカーで線を引く行為は「字を読む」作業と「線を引く」作業を同時に行うため、脳を活性化させ記憶に残りやすくする作用がある
  • 小説でも「気づき」や「ひらめき」を書き込むことで、自己成長につながる
  • マーキングや書き込みは「自己成長につながるか」という基準で書き込む
  • 1冊の本で3ヶ所気づきがあれば十分
  • 人に勧めると記憶が蘇り、定着も強まる
  • SNSでは名言のみをピックアップした「名言投稿」なら人にも喜ばれる
  • アウトプットを意識して本を読むことで、スクイーズ(絞り)力を高めた状態となり、インプット量が増え、自己成長にもつながる

自分は本を汚すのがとても抵抗があるタイプ。(もしメモを人に見られたら恥ずかしいという思いがあるのかも)

でも試験の参考書すら綺麗なまま最後まで読んでも全然覚えられなくて、結局試験に落ちるんですよね。。書き込み大事!

キーワード2:スキマ時間
  • 人が集中できる時間は15分、45分、90分。
  • 人は何かの作業を行う時、「初頭努力」と「終末努力」が発生する
  • 一度に45分読むよりも、15分を3セットに分けて読めば「初頭努力」と「終末努力」を3回ずつ発生させることができる
  • よって15分の読書を何度も発生させることが読書効率を最大化できる
  • 睡眠には「頭の中を整理する」という役割があるため、睡眠前の読書は記憶定着に効果的

私の場合は読書ってまとまった時間がないとやる気が起きない。

でもスキマ時間こそ効果的な読書ができるとなるど、スキマ時間にも本を開こうという気にもなります。

超実践編

では実際に、どうやって読んでいくのか?

  • パラパラと全体を見通して、「目的地」「行き先」を最初に決めて目的に沿って読み進める「パラパラ読書術」
  • 知りたい部分を先に読んでしまう「ワープ読書術」
  • 自分にとって少し難しいくらいの本を選ぶ「ギリギリ読書術」
  • 記憶力を増強させるドーパミンが分泌されるようなワクワクするような本を選ぶ「ワクワク読書術」
  • ドーパミンが分泌したらすぐに読む「鉄は熱いうちに打て読書術」
  • 著者のセミナーや講演会で人となりを知って記憶力を高める「百聞は一会にしかず読書術」

色々な読書術を提案して訳がわからなくなりますが(笑)、

要は「読みたい本を読む」「読みたいところだけ読む」「楽しんで読む」ということかと。

本は最初から最後まで読まないといけないような気がしちゃいますが、その本の全部が読者にとって有益な内容とは限らないということですね。

本の選択術

  • 本は「たくさん読む」より「何を読むか」が重要。自分にとって「本当に良い本」を選ぶのが「ホームラン読書術」
  • 自分のステージに合った本を読む「守破離読書術」
  • 基礎知識と全体像を把握してから次のステージに進む「入門書読書術」
  • 「なりたい人」「尊敬する人」が勧める本を読む「お勧め読書術」
  • 興味を持ったら同じジャンルの固め読みで記憶に残す「数珠つなぎ読書術」
  • 「短期投資=ノウハウ本」「中期投資=仕事術」「長期投資=哲学」とポートフォリをを作ってバランスよく読む「分散投資読書術」

読みたい本やジャンルでモチベーションを維持できるようなチョイスをしましょうということでしょうか。

「読書のポートフォリオ」を意識して本を選択するというのは目から鱗。

自分は短期投資に当たるような本ばかり読んでしまうけど、バランスの良いチョイスをした方が自己成長につながりそうですねー。

電子書籍読書術

  • 電子書籍は持ち運びや収納、ハイライト機能などメリットがたくさん
  • パラパラ読書術やワープ読書術が使えないというデメリットも
  • Kindleのハイライト機能を活用し、重要なポイントをいつでもどこでも復習できるのが最大のメリット
  • 本と電子書籍は使い分けを

私は電子書籍はパラパラ読みができないので、実用書ではあまり使わなくなりました。

今はもっぱら漫画と雑誌専門。

しかしここで言われているハイライト機能を使って見た所、これがすごく便利です。

純粋な復習以外でも、このような書評を書き起こす上でもポイントが絞れて結構良いです。

本の買い方

  • 「財産を全て奪われても、知識だけは奪えない」(ユダヤ人の教え)
  • (ちゃんと読むのなら)本を買うお金には糸目をつけるべきではない
  • 買うか買わないかは1分で決める。迷いすぎるのは時間こそが勿体無い。
  • 気になる本はAmazonの「ほしい物リスト」へ。1ヶ月に1回整理して不要なものは消していく。
  • 必要な本は主に3種類。「仕事に関する本」「二度以上読むべき本」「一度読めば十分な本」
  • 「仕事に関する本」「二度以上読むべき本」は深読で読みつつ、終わっても保管する
  • 「一度読めば十分な本」は速読でさーっと読み、終わったら人にあげると喜ばれて一石二鳥

ここで私ができていないのは本の処分とほしい物リストの整理。

一度読めば十分な本だとわかっていても、思い出したくなったとき本を読み返すしかないので捨てられずにいました。

これはブログに書評を書くなどしていけば本の処分が捗りそうです。 

あとAmazonほしい物リストってどんどん追加していって、管理不能に陥りやすいですよねー。。

定期的に見直して、本当に必要なものだけを見返せるように管理していくようにしたなーっと思いました。 

まとめ

書かれている内容は皆薄々気づいていることばかりなので、Amazonのレビューでは「当たり前のことばかりだ」って指摘があったりするのですが、

それを人の言葉で確認できたのが大きかったです。

この本で特に印象に残ったのは

  • 電車でスマホをさわるのは人生最大の時間の無駄
  • 得た知識が実践可能・応用可能な知識とならない読書は読んでないのと同じ
  • 自己成長の方法はインプットとアウトプットの反復しか無い

です。

今後はブログやツイッターで”自分のために”アウトプットしていこうとおもいました!

 

読んだら忘れない読書術

読んだら忘れない読書術